問題

ITサービスマネジメントにおける変更管理(チェンジマネジメント)に関する記述として、適切なものはどれか。

ア)変更管理の目的は、変更を可能な限り速やかに実施することであり、リスク評価は必須の手順ではない。

イ)変更管理では、変更によるリスクや影響を評価した上で承認プロセスを経て、統制された方法で変更を実施することを目的とする。

ウ)緊急を要する変更であっても、通常の変更と同一の承認手続きを省略せずに必ず実施しなければならない。

エ)変更管理はインシデントの発生を検知し、迅速にサービスを復旧させることを主目的とするプロセスである。

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正解: イ)

解説:

  • ア)変更管理は速さのみを目的とするものではなく、変更に伴うリスクを評価し、サービスへの悪影響を最小化することが重要な目的です。「リスク評価は必須の手順ではない」は誤りです。
  • イ)変更管理は、IT環境への変更(構成変更、パッチ適用など)について、事前にリスクと影響を評価し、変更諮問委員会(CAB)などによる承認を経てから、統制された方法で実施することを目的とするプロセスです。正解です。
  • ウ)緊急変更(エマージェンシーチェンジ)については、通常より簡略化・迅速化された専用の手続き(緊急変更手続き)が用意されることが一般的であり、「必ず通常と同一の手続きを実施」という記述は誤りです。
  • エ)インシデントの検知とサービスの迅速な復旧を目的とするのは「インシデント管理」です。変更管理の説明として誤りです。

重要キーワード

用語説明
変更管理IT環境への変更を統制された方法で実施するプロセス
CAB(変更諮問委員会)変更の承認可否を審議する組織体
緊急変更迅速な対応が必要な場合の簡略化された変更手続き
リリース管理変更を本番環境へ展開する活動