問題
システム監査における監査証拠に関する記述として、適切なものはどれか。
ア)監査証拠は、監査人自身の主観的な印象のみで十分であり、客観的な裏付け資料は必須ではない。
イ)監査証拠は、監査人が監査意見を形成するための合理的な基礎を提供するものであり、その証明力(信頼性)や十分性が求められる。
ウ)監査証跡(ログ等)は、事後の追跡可能性の確保には寄与しないため、システム監査上重要視されない。
エ)被監査部門が作成した資料は、独立した第三者による証拠と同等の証明力を常に持つ。
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正解: イ)
解説:
- ア)監査人の主観的な印象だけでは監査意見の合理的な根拠として不十分であり、客観的で検証可能な証拠資料の収集が求められます。誤りです。
- イ)監査証拠は、監査人が監査対象について結論(監査意見)を導くための合理的な基礎となるものであり、証拠としての証明力(どれだけ信頼できるか)と十分性(量的な充足度)の両面が求められます。正解です。
- ウ)監査証跡(アクセスログ、操作ログなど)は、いつ・誰が・何を行ったかを事後に追跡できるようにするものであり、内部統制やシステム監査において重要な証拠source(証拠源)として重視されます。「重要視されない」は誤りです。
- エ)一般に、監査対象自身(被監査部門)が作成した資料よりも、独立した第三者が作成した資料や監査人が自ら確認・入手した証拠のほうが証明力が高いとされます。「常に同等」という記述は誤りです。
重要キーワード
| 用語 | 説明 |
|---|---|
| 監査証拠 | 監査意見の基礎となる資料・記録・証言等 |
| 証明力 | 監査証拠の信頼性の度合い |
| 監査証跡 | いつ誰が何を行ったかを事後追跡可能にする記録 |
| 十分性 | 監査証拠の量的な充足度 |