問題

ITサービスマネジメントにおけるキャパシティ管理に関する記述として、適切なものはどれか。

ア)キャパシティ管理は、障害発生時の復旧手順を定めることを主目的とするプロセスである。

イ)キャパシティ管理は、現在および将来の業務要件に見合ったITリソースの能力を、費用対効果を考慮しつつ適切なタイミングで提供することを目的とする。

ウ)キャパシティ管理では、常に最大限のリソースを確保することが最適な対応であり、費用対効果は考慮しない。

エ)キャパシティ管理は、変更管理プロセスの承認を経ずに独立してリソースの増減を実施できる。

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正解: イ)

解説:

  • ア)障害発生時の復旧手順を定めるのはIT サービス継続性管理やインシデント管理に関わる内容であり、キャパシティ管理の主目的ではありません。誤りです。
  • イ)キャパシティ管理は、CPU・メモリ・ストレージ・ネットワーク帯域などのITリソースについて、現在の業務要件を満たしつつ将来の需要予測も踏まえ、コストとのバランスを取りながら適切なタイミングで能力を提供することを目的とします。正解です。
  • ウ)リソースを闇雲に最大限確保することはコスト増につながるため、キャパシティ管理では需要予測に基づいた費用対効果の高いリソース計画が重視されます。「費用対効果は考慮しない」は誤りです。
  • エ)本番環境のリソース構成変更は、通常、変更管理プロセスの評価・承認を経てから実施されるべきものであり、キャパシティ管理が単独で変更管理を経ずに実施できるわけではありません。誤りです。

重要キーワード

用語説明
キャパシティ管理ITリソースの能力を需要に見合わせて管理するプロセス
需要管理サービス利用の需要パターンを把握・調整する活動
費用対効果リソース投資とその効果のバランスを評価する考え方
サービス継続性管理大規模障害・災害時のサービス継続を計画する活動