問題
プロジェクトの品質マネジメントにおける品質コストの分類に関する記述として、適切なものはどれか。
ア)予防コストとは、製品の欠陥を検出するためのテストや検査に要する費用を指す。
イ)評価コストとは、レビューやテストなど、成果物が要求品質を満たしているかを検証するために要する費用を指す。
ウ)内部失敗コストとは、製品を顧客に引き渡した後に発生した不具合への対応に要する費用を指す。
エ)品質コストの中で、失敗コスト(内部・外部)を増やすことは、プロジェクト全体のコストを削減する上で望ましいとされる。
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正解: イ)
解説:
- ア)欠陥を検出するためのテストや検査に要する費用は「評価コスト」に分類されます。「予防コスト」は、そもそも欠陥が発生しないようにするための教育訓練やプロセス改善などに要する費用を指すため、誤りです。
- イ)評価コストは、レビュー、テスト、検査など、成果物が要求される品質基準を満たしているかどうかを確認・検証するために要する費用です。正解です。
- ウ)顧客への引渡し後に発生した不具合対応の費用は「外部失敗コスト」に分類されます。「内部失敗コスト」は、顧客への引渡し前(社内での開発・テスト段階)に発見された欠陥の手直しに要する費用を指すため、記述が異なり誤りです。
- エ)一般に、予防コストや評価コストへの投資を増やすことで欠陥の作り込みや流出を防ぎ、結果として手直しや顧客対応にかかる失敗コスト(特に外部失敗コスト)を削減できると考えられています。「失敗コストを増やすことが望ましい」は品質コストマネジメントの考え方と逆であり誤りです。
重要キーワード
| 用語 | 説明 |
|---|---|
| 予防コスト | 欠陥の発生自体を防ぐための費用 |
| 評価コスト | 品質基準への適合を検証するための費用 |
| 内部失敗コスト | 引渡し前に発見された欠陥の手直し費用 |
| 外部失敗コスト | 引渡し後に発生した不具合対応の費用 |