問題

システム監査で用いられる監査技法に関する記述として、適切なものはどれか。

ア)チェックリスト法は、あらかじめ準備した確認項目に基づいて監査対象を評価する技法であり、監査人の力量にかかわらず均質な調査を行いやすい利点がある。

イ)インタビュー法(ヒアリング法)は、被監査部門の担当者に一切質問を行わず、資料のみを閲覧して実施する技法である。

ウ)突合法とは、複数の証拠資料を独立に作成することを禁止し、単一の証拠のみに依拠する技法である。

エ)チェックリスト法は、あらかじめ用意した項目以外の問題点についても、必ず新たな問題を自動的に検出できる万能な技法である。

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正解: ア)

解説:

  • ア)チェックリスト法は、あらかじめ確認すべき項目を整理したチェックリストに基づいて監査対象を評価する技法であり、確認すべき観点が明文化されているため、監査人の経験や力量による調査結果のばらつきを抑え、比較的均質な調査を行いやすいという利点があります。正解です。
  • イ)インタビュー法(ヒアリング法)は、被監査部門の担当者に直接質問を行い、口頭で情報を収集する技法です。「一切質問を行わず資料のみを閲覧する」という記述は、インタビュー法ではなく資料閲覧法(ドキュメントレビュー)に近く、誤りです。
  • ウ)突合法は、ある証拠資料と関連する別の証拠資料とを照合し、内容に矛盾がないかを確認する技法です。「複数の証拠資料を独立に作成することを禁止し単一の証拠のみに依拠する」という記述は突合法の考え方とは異なり、誤りです。
  • エ)チェックリスト法は、あらかじめ用意した項目については効率的に確認できますが、リストに含まれていない未知の問題点を自動的に検出できるわけではなく、他の技法(インタビューや現地調査など)と組み合わせて補完することが一般的です。「万能な技法」という記述は誤りです。

重要キーワード

用語説明
チェックリスト法あらかじめ準備した確認項目で評価する監査技法
インタビュー法担当者への質問により情報を収集する監査技法
突合法複数の証拠資料を照合し矛盾がないか確認する技法
監査技法監査証拠を収集・評価するための具体的な手法