問題
著作権法に関する記述として、適切なものはどれか。
ア)プログラムの著作物には、そのアルゴリズム自体も著作権法による保護の対象として含まれる。
イ)プログラムの著作物は、著作権法上の保護対象であり、原則として著作者の死後70年(法人著作の場合は公表後70年)を経過するまで著作権が存続する。
ウ)業務上作成したプログラムの著作権は、契約で特段の定めがない限り、常にプログラムを作成した従業員個人に帰属する。
エ)著作権は登録手続を完了して初めて発生する権利である。
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正解: イ)
解説:
- ア)著作権法は具体的な「表現」を保護するものであり、プログラムのアイデアやアルゴリズム自体は保護の対象外です(アイデアと表現の二分論)。誤りです。
- イ)プログラムの著作物も著作権法上の保護対象であり、著作権の存続期間は原則として著作者の死後70年(法人が著作者である場合は公表後70年)とされています。正解です。
- ウ)法人(使用者)の発意に基づき、従業員が職務上作成したプログラムなどの著作物は、契約や勤務規則に別段の定めがない限り、原則として法人(使用者)が著作者となる「職務著作」の規定が適用されます。「常に従業員個人に帰属する」は誤りです。
- エ)著作権は、著作物を創作した時点で自動的に発生する権利であり(無方式主義)、特許権などと異なり登録手続は権利発生の要件ではありません。誤りです。
重要キーワード
| 用語 | 説明 |
|---|---|
| アイデアと表現の二分論 | アイデア自体でなく具体的表現を著作権法が保護する原則 |
| 職務著作 | 法人の発意で従業員が職務上作成した著作物の著作者を法人とする制度 |
| 無方式主義 | 登録なしに創作と同時に著作権が発生する原則 |
| 著作権の存続期間 | 原則として著作者の死後70年、法人著作は公表後70年 |