問題

ITアウトソーシングに関する記述として、適切なものはどれか。

ア)アウトソーシングの導入によって、委託元企業は自社の技術的なノウハウの流出リスクを完全に排除できる。

イ)アウトソーシングは、非中核業務を外部の専門業者に委託することで、自社は中核業務に経営資源を集中できる利点がある一方、委託先への依存度が高まるベンダーロックインのリスクがある。

ウ)アウトソーシングを導入すると、委託元企業は情報セキュリティに関する責任を完全に委託先に移転できる。

エ)アウトソーシングは、常に自社で内製するよりもコストが低くなることが法則として保証されている。

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正解: イ)

解説:

  • ア)アウトソーシングによって業務やデータを外部委託先と共有することになるため、むしろ技術やノウハウ、情報の流出リスクは高まる可能性があり、「完全に排除できる」は誤りです。
  • イ)アウトソーシングは、自社の強みでない業務(非中核業務)を外部専門業者に任せることで、自社は得意分野(中核業務)に経営資源を集中できるメリットがあります。一方で、特定の委託先に業務が依存しすぎると、契約や技術の面で他社への切替えが困難になる「ベンダーロックイン」のリスクが生じます。正解です。
  • ウ)委託元企業は、個人情報保護法などの法令上、委託先の監督責任を含め、情報セキュリティに関する責任を完全に免れることはできません。「完全に移転できる」は誤りです。
  • エ)アウトソーシングによるコスト削減効果は業務内容や委託先の選定によって異なり、必ずしも内製より安くなると保証されているわけではありません。「常に」「法則として保証」という記述は誤りです。

重要キーワード

用語説明
アウトソーシング業務を外部の専門業者に委託すること
中核業務自社の競争力の源泉となる業務
ベンダーロックイン特定の委託先への依存度が高まり切替えが困難になる状態
委託先監督責任委託元が委託先の情報セキュリティ対策を監督する責任