問題
プラットフォームビジネスに関する記述として、適切なものはどれか。
ア)プラットフォームビジネスにおけるネットワーク効果とは、利用者数が増えるほど、そのプラットフォームの利便性や価値が向上する効果を指す。
イ)プラットフォームビジネスは、単一の売り手と単一の買い手の一対一取引のみを前提としたビジネスモデルである。
ウ)ネットワーク効果が働くプラットフォームでは、利用者数の増加は価値の向上に一切寄与しない。
エ)プラットフォームビジネスの代表例として、自社で製造から販売まですべてを垂直統合するビジネスモデルが挙げられる。
解答・解説を見る
正解: ア)
解説:
- ア)ネットワーク効果(ネットワーク外部性)とは、あるサービスやプラットフォームの利用者数が増えるほど、既存・新規の利用者にとっての利便性や価値がさらに高まる効果を指します。SNSやマッチングサービスなどが典型例です。正解です。
- イ)プラットフォームビジネスは、多くの場合、複数の売り手と複数の買い手(あるいは異なる複数のグループ)を仲介し、双方(多方)の取引を成立させることで価値を生む「多面市場(マルチサイドプラットフォーム)」を前提とすることが多く、「単一の売り手と単一の買い手の一対一取引のみ」という記述は誤りです。
- ウ)上記アの説明の通り、ネットワーク効果が働く場合、利用者数の増加はプラットフォームの価値向上に大きく寄与します。「一切寄与しない」は誤りです。
- エ)自社で製造から販売まで一貫して行う垂直統合モデルは、プラットフォームビジネスというよりも従来型の事業モデルの特徴です。プラットフォームビジネスは、自社が直接価値を生産するのではなく、異なる参加者同士の取引や交流の「場」を提供する点に特徴があり、誤りです。
重要キーワード
| 用語 | 説明 |
|---|---|
| ネットワーク効果 | 利用者数の増加がプラットフォームの価値を高める効果 |
| マルチサイドプラットフォーム | 複数のグループを仲介し価値を生むビジネスモデル |
| プラットフォームビジネス | 参加者間の取引・交流の場を提供するビジネスモデル |
| 垂直統合 | 製造から販売まで自社で一貫して行う事業モデル |