問題
IoT(Internet of Things)システムにおけるエッジコンピューティングに関する記述として、適切なものはどれか。
ア)エッジコンピューティングとは、すべてのデータ処理をクラウド上の中央サーバに集約して行う方式であり、IoT機器の近くでは処理を行わない。
イ)エッジコンピューティングは、IoT機器やその近傍(エッジ)でデータの処理・分析の一部を行うことで、クラウドへの通信量の削減や、応答遅延(レイテンシ)の低減を図る仕組みである。
ウ)エッジコンピューティングを導入すると、通信ネットワークの帯域は常に無制限に利用可能になる。
エ)エッジコンピューティングは、IoT機器のセンサデータを一切加工せずそのままクラウドに送信するための技術である。
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正解: イ)
解説:
- ア)すべてのデータ処理をクラウド上の中央サーバに集約する方式は、エッジコンピューティングとは対照的な「クラウドコンピューティング中心」の考え方です。エッジコンピューティングはむしろIoT機器の近く(エッジ)で処理を行う点に特徴があり、誤りです。
- イ)エッジコンピューティングは、IoT機器やその近傍のエッジサーバでデータの前処理・分析の一部をあらかじめ行うことで、すべてのデータをクラウドへ送信する場合に比べて通信量(帯域負荷)を削減し、また判断や応答までの遅延(レイテンシ)を低減できる仕組みです。正解です。
- ウ)エッジコンピューティングは通信量の削減には寄与しますが、通信ネットワークの帯域そのものが無制限になるわけではありません。「常に無制限に利用可能になる」は誤りです。
- エ)エッジコンピューティングの意義は、まさにセンサデータをエッジ側であらかじめ加工・分析し、必要な情報だけをクラウドへ送信することで効率化を図る点にあります。「一切加工せずそのまま送信するための技術」は誤りです。
重要キーワード
| 用語 | 説明 |
|---|---|
| エッジコンピューティング | 端末近傍でデータ処理の一部を行う仕組み |
| レイテンシ | 処理要求から応答までにかかる遅延時間 |
| IoT | さまざまなモノがネットワークにつながる仕組み |
| クラウドコンピューティング | ネットワーク経由でコンピューティング資源を提供する形態 |