問題

業務パッケージソフトウェア(ERPパッケージなど)を導入する際のフィット&ギャップ分析に関する記述として、適切なものはどれか。

ア)フィット&ギャップ分析とは、パッケージソフトウェアの購入価格が予算内に収まっているかどうかのみを確認する分析である。

イ)フィット&ギャップ分析とは、自社の業務要件とパッケージソフトウェアの標準機能とを比較し、標準機能で対応できる部分(フィット)と、対応できずカスタマイズや業務プロセスの見直しが必要な部分(ギャップ)を明確にする分析である。

ウ)フィット&ギャップ分析の結果、ギャップが判明した場合は、必ずパッケージ側を大規模にカスタマイズして対応しなければならない。

エ)フィット&ギャップ分析は、パッケージ導入プロジェクトの完了後に、振り返りとして実施するものである。

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正解: イ)

解説:

  • ア)フィット&ギャップ分析は、価格の予算適合性のみを確認するものではなく、業務要件とパッケージの機能面での適合度を評価する分析です。誤りです。
  • イ)フィット&ギャップ分析は、自社が求める業務要件と、導入を検討するパッケージソフトウェアが標準で備える機能とを突き合わせ、標準機能でそのまま対応できる部分(フィット)と、標準機能だけでは対応できず、追加開発(カスタマイズ)や自社の業務プロセス側の見直しが必要になる部分(ギャップ)を明確にする分析です。正解です。
  • ウ)ギャップが判明した場合の対応は、パッケージの大規模カスタマイズだけとは限らず、コストや保守性の観点から、むしろ自社の業務プロセスをパッケージの標準機能に合わせて見直す(アドオン開発を最小化する)ことが推奨される場合も多くあります。「必ず大規模にカスタマイズしなければならない」は誤りです。
  • エ)フィット&ギャップ分析は、パッケージ導入プロジェクトの計画段階や要件定義段階で実施し、その結果に基づいて開発・カスタマイズ範囲やスケジュールを検討するために用いられる分析であり、「プロジェクト完了後の振り返りとして実施する」は誤りです。

重要キーワード

用語説明
フィット&ギャップ分析業務要件とパッケージ機能の適合度を評価する分析
フィットパッケージの標準機能で対応できる部分
ギャップカスタマイズや業務見直しが必要な部分
アドオン開発パッケージ標準機能を補うための追加開発