問題

VPN(Virtual Private Network)に関する記述として、適切なものはどれか。

ア)VPNのトンネリングとは、元のパケットを別のプロトコルのパケットでカプセル化し、公衆網などの経路上で安全に伝送する技術である。

イ)IPsecはネットワーク層(第3層)で動作するのに対し、SSL-VPNはより下位のデータリンク層(第2層)で動作する。

ウ)VPNを利用すれば、通信経路上の盗聴・改ざんのリスクは考慮する必要が一切ない。

エ)SSL-VPNは、専用のクライアントソフトウェアなしには一切利用できない方式である。

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正解: ア)

解説:

  • ア)VPNのトンネリングは、送信したい元のパケットを、暗号化などを施した別のプロトコルのパケットで包み込む(カプセル化する)ことで、インターネットなどの公衆網を経由しても、あたかも専用線のように安全にデータを伝送する技術です。正解です。
  • イ)IPsecはネットワーク層(第3層)で動作するプロトコルですが、SSL-VPNはトランスポート層以上(TLS/SSLを利用)で動作する方式であり、「データリンク層で動作する」という記述は誤りです。
  • ウ)VPNは通信経路上の盗聴・改ざんのリスクを軽減するための技術ですが、暗号化アルゴリズムの脆弱性、鍵管理の不備、エンドポイントの脆弱性など、依然として考慮すべきリスクは存在します。「考慮する必要が一切ない」は誤りです。
  • エ)SSL-VPNには、専用クライアントソフトウェアを必要とする方式もありますが、一般的なWebブラウザだけで利用できる「クライアントレス方式」も存在します。「専用クライアントソフトウェアなしには一切利用できない」は誤りです。

重要キーワード

用語説明
トンネリングパケットを別プロトコルでカプセル化して安全に伝送する技術
IPsecネットワーク層で動作するVPNプロトコル
SSL-VPNTLS/SSLを利用したVPN方式
クライアントレス方式専用ソフトなしにブラウザだけで利用できるSSL-VPN方式